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<TOKYO POTER MADE ダレスバッグ >

資格士業を志したときから、いつか、「Doctor’s bag」、「Lawyer’s bag」、「Dulles bag」、などと呼ばれるバッグを所持しようと考えていた。枠状の金具で規定された開口部が「がま口」みたいにガバッと開く、例のやつである。

このバッグは、「Doctor’s」、「Lawyer’s」、「Dulles」(アイゼンハワー政権の国務長官の名前)などと銘銘されているように、社会的な責任を負っている者が使用するというイメージがある。身に着けているものを含めた自分の外観(ルックスや携行品の印象)が他人様に与える影響は計り知れない!と悟っているのが、人生経験豊かなOver40なのである(笑)。ビジネスにおいてこのイメージを利用しない手はない。

私の探している「Lawyer’s bag」は、例えば、以下のようなものである。

・品のあるシンプルな形状をしていること(飾らない信頼感を演出します)。
・牛革製の黒色(或いはこげ茶)のもの(奇をてらわない安心感を演出します)。
・ノートPC、B4書類を収納可能な大きさ(仕事ができる感を演出します)。
・マチ幅12cm前後の大きすぎないサイズ(スマートさを演出します)。
・重過ぎないこと(フットワークの良さを演出します)。
・施錠可能なこと(余計なことを言わない実直さを演出します)
そして、
・「ベロ」と呼ばれる舌片状の止め具が付いていない(これは好みでしょうか)。
・裏面に金属製の底鋲を備えていること(床に置くことを想定した実用性です)。
・ショルダーストラップが付属しないこと(肩掛けする使用形態が想像できません)。
・価格が7万円以下であること(リーズナブルでなければ購入できませんので(泣))。

注文が多すぎるせいか、なかなか、欲しいものが見つからなかった。
もう、2、3年、探し続けていた。

しかし、出会いは突然にやってくる。

tokyo poter made bag某所にあるセレクトショップ「SHIPS」(BEAMSやUnited ArrowsでないところがOver40として泣かせます)にブラリと入ったとき、飾り棚の上にポツンと品のいい黒いバッグがあったのである。どうしても気になり、店員さんに見せてもらうと、ちょうど探していた条件にマッチする。サンプル品か何かのようである。定価もリーズナブルだが、値札はさらに割安なものとなっている。

即、買いである。

家に帰ってからバッグを見ると、内側のタグに「TOKYO POTER MADE」と書いてある。納得である。「吉田カバン」や「土屋鞄製造所」のバッグには、「リーガル」と同様に日本ブランドならではの信頼感と謙虚さを感じる。その佇まいに惹きつけられる魅力がある。ネットで調べてみると、既に廃番の「ノーブル」というシリーズのようである。なかなか良いものをチョイスした!と悦に入る私である。これから、数年間は、このバッグと共に過ごすことになりそうだ。

 <<探しモノ指数:35000 自己満度95%>>










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