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<DYNABOOK SS RX1 遅ればせながら憧れのモバイルノートPCの購入>


 モバイルPCを購入したい!

頻繁に東京に出かける用事ができたので、これに持っていくことが可能なモバイルPCを購入することにした。時代(2011年)はスマートフォンなのでしょうが、まだパソコンの黎明期に日本電気のPC―9801を触ったことがあるOver40のパソコン世代には小型のノートPCこそが憧れのガジェットである。実際、私自身、過去には、富士通 BIBLO NC/S東芝DynaBook SS 3410を所有し、現在はThinkPad X41を所有している。超小型の東芝 Librettoが世に出たときには、猛烈な憧れを感じたものである。

ここ数年は、ASUSTeK Computer Inc.のEeePCに代表される低価格のUMPC(ウルトラモバイルパソコン)がブームとなっているので、買い替えには、丁度よい時期かもしれない。これらのUMPCをWEBで検索すると5〜6万円で選び放題である(2011年2月)。安くなったものだ。

ところで、現在使用中のThinkPad X41はタッチタイピング(キーボードが秀逸)のしやすさから大変に重宝しているのだが、重量が1.4kg前後(バッテリー込み)であり、携帯するのには、僅かに重い(自動車での移動ならば問題ないが)。また、バッテリー駆動時間が2時間弱(バッテリーが劣化してきたせいもあるのだろうが)と短く、これでは私の住む田舎から東京までの移動(3時間)さえも、駆動がもたない。私がPC上で行うことは、文章の作成、メールの確認、WEB検索、程度なので、性能的にはこれといって不満もないのだが、この2点は、いかんともしがたい。そこで、タッチタイピングが普通にできること、重量が1kg前後であること、バッテリー駆動時間の実働が少なくとも5時間はあることを条件に、購入機種を選択することにしよう。

いろいろなBLOGをチェックしてみると、タッチタイピングが可能なキーボードはA4程度の大きさのものとなり、この時点で選択肢は大きく狭められる。サイズがA4となると、もはやUMPCと呼べるものでは無くなってしまうのかもしれないが、こればかりは仕方ない。さらに、キーボードサイズがA4程度であって、重量が1kg前後、バッテリー駆動6時間と条件を絞ると、富士通、東芝、SONY、Panasonic、など、国内の有名メーカーのPCが残る。ただし、6万円前後の価格を条件として絞ると、選択肢は無くなる(笑)。
ここで、価格の制限を取り払うために1シーズン、2シーズン前の製品の中古を検索すると、いずれのメーカーの製品も3万円前後で程度のよいものが散見される。発売された2007年頃に定価で購入すると30万円前後のものが、僅か3〜4年でこのような価格で購入可能となっていることが驚きである。東芝 DYNABOOK SS RX1、Panasonic Let's NOTE CF−T5、富士通 LOOX U、SONY vaioなど、かつては高嶺の花だったブランド品が猛烈にリーズナブルになっている(重量が条件よりも多少オーバーしているLenovo ThinkPadX61sもこの価格帯に入っている)。なんと!第4世代iPod touch 64GBよりも安い(2011年2月価格)である。

中古品であれば、バッテリーだけは新しく購入することを考えて1円でも安く購入したくなるのが人情である。しかし、仕事にも使用することも考えれば、ドット抜けなどがない美品を選択しておきたいところである。また、個人的には、搭載されているOSがMicrosoft CorporationのWindows Vistaではなく、Windows xpであることが好ましい。さらに、販売会社による動作保証があることが望ましい。これらを条件として絞り込んだ結果、最終的に残ったのは、東芝 DYNABOOK SS RX1(ドライブ搭載なしモデル)であった。

 DYNABOOK SS RX1の使用感

さて、注文からあっと言う間にDYNABOOK SS RX1は到着した。商品が到着したときには、梱包されている箱の大きさと比較して、その箱があまりにも軽かったので、本当にPCが入っているか疑ったほどである。早速箱から取り出して実際にPCを持ってみると、その軽さに驚いた。IBMのThinkPadX41と比較すると、筐体のサイズはそれほど変わらないように見えるが、重量感は全く相違する。僅か400g程度の差しかないのだけれど、とても軽く、これならば携帯可能であると思わせる。なお、中古ということで、付属品はACアダプターのみであり、説明書は付属していなかったが、オンラインマニュアルとWEBがあるので、この点は心配していない。僅かにキーボードに使用感のあるくすみがあるが、OA機器用のクリーニングペーストを付けて磨いたらピカピカになり、綺麗になった(嬉しい)。

必要なソフトウエアを導入し、CTRTキーとCAPSLOCKキーを入れ替えるなど少しのカスタマイズして実際にタイピングをしてみると、特に問題がないようである。窮屈さを感じることなく、普通に打鍵できる。(ただ、無変換キーが小さいことが、少し気になるが)。さらに、文章の入力程度ならば付属しているバッテリーで3時間程度は駆動可能なことが確認された。素晴らしい。私の要求は全て満たされている。あとは、メモリー(PC2-5300 S.O.DIMM)を増設すれば、より、ストレスなく動作するのだろう。
ただし、IBMのThinkPadX41と比較すると、目が疲れる。画面が少し見づらいと言えるのかもしれない。これはRX1に採用されている半透過型液晶のせいかのしれない(他のBLOGでも指摘されている)。この点だけは、メインマシンではなく、あくまでも、モバイル時にのみ使用するマシンとして割り切るしかないと思う。また、モバイルと割り切れば、使用に耐えるものとなるのではないかと思う。
 
これから、しばらくは、このDYNABOOK SS RX1とお付き合いしていくことになりそうだ。それにしても、新しいオモチャを手にすると子供のように気持ちが弾むのは、Over40となっても変わりませんね。(2011/2)












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