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<ローバー114G>

通勤車は田舎の必需品。ここ2年ほど、私の通勤車はローバー114Gであった。ローバー114は、外観はレトロだけれども、質感の高さを感じさせるユニークな小型車だ。内装は質のよい本皮とウッドパネルの取り合わせであり、英国車らしさを感じさせる。エンジンはCVTであり、高燃費であった。サスペンションは油圧・ガス圧式のものであり、乗り心地がよかった。
 この車は、自動車屋さんに紹介されるままに通勤車として購入したものであったが、購入した後で、妻が、「実は昔(私と出会う前)に、この車の購入直前まで行ったものの、重ステのために購入を諦めた」と言ったのには、笑った。偶然にも、ほどがある。確かに、このローバー114には、何か、人を惹きつける魅力がある。愛着が湧く何かがある。

しかし、諸事情で妻の車が堅牢な独国のワゴン(S203)になり、休日にその車を運転するようになると、急にこのローバー114Gに不安を抱くようになってしまった。ローバー114Gの装甲は1000ccくらいの一般的な国産自動車よりも堅牢だけれども、古いだけあって、ブレーキシステムの制動力は心もとない。また、エアバッグもABSの装備もない。安全面を考えると、時代の流れに逆らうことは難しい。これでは、いざ!、という時が心配だ。そう、Over40は体が資本。自分の体は自分で守らなければならないのに、この車にこのまま乗っていてもよいものか?(車購入のための素晴らしい口実ができてしまった・・)。自分と家族のために、もう少し安全性の高い車にすべきではないか!。

そういえば、リーマンショック(2008年後半)以来、輸入車の中古価格が底に近づいているなどの情報がある。従って、現時点(2009年後半)こそが、輸入中古車を購入するベストタイミングではないのか?。輸入中古車の市場が買手市場ならば、リーズナブルな価格で、程度の良いのもが手に入るにちがいない。そこで、以下のような条件で、探してみることにする。

  (0)誰も乗っていないユニークスタイル(これは私のポリシー)
  (1)登録から3年前後(購入後6年は乗るとすれば、これが限界か)
  (2)走行距離25000km前後(適度に走っているが多くない走行距離)
  (3)第三者機関の評価点4.5以上、認定車、ガリバーなら85点以上
    (車両の程度がかなり良く、基準に基づいて査定されていること)
  (4)モデルの末期で最終モデル
    (一般的に最も安全でリーズナブルな価格設定となっている)
  (5)妻が運転可能なサイズ(旋回半径5m程度)
  (6)予算内で購入できること(これが一番厳しい)。

私の場合、自動車購入は、常に車検日を期限として慌てて行っていた。でも、今回はそのような期限とは関係なく、じっくりと物色することができる。そこで、ネットでリサーチしたり、ディーラーで実車を見たりしながら2〜3ヶ月ほど物色してみる。

それにしても、中古車市場はあいかわらずの玉石混交で、価格もまちまち。驚くような廉価販売の店もあり、混沌とした世界が存在しているものと思われる。素人が良いものを探すためには、時間をかけるしかない。そんな中、購入経緯は割愛しますが・・・・、なんとか全ての条件をクリアしたキュートなものを手に入れることができた。(なお、ローバー114は、ローバー114好きの方(マニアの方ですね)が引き取ってくれた。大切にしてくれるそうである。スクラップにならずに、本当に嬉しい)。つづく・・ (2009/11)







ここもウオッチしましたよ。








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