このウエブサイトは、８０年代バブルへの郷愁から刹那的な消費に走るふつつか者である私（over40）が、購入或いは頂いた数々の物品を独断と偏見で褒めまくるウエブサイトである。或いは、私の消費を正当化するために、私がいかに価値のあるものを購入したかというの情報を発信するウエブサイトである。或いは、先細りの内需を刺激するために、これから私が身を削って購入しようとするもの、熱烈に欲しいものの情報を発信するウエブサイトである。

		＜ＢＭＷ３１６ｔｉ＞ 旧３シリーズ（Ｅ４６）が好きな人は、３３０ＭＳｐｏｒｔｓなどがお好みであり、それが王道であると思う。シルキーシックスと言われる評判の６気筒エンジンや、素直にカッコ良いと思えるＭＳｐｏｒｔｓのカウリングには、私も賛同する。車を物色している間に、前オーナーが女医さんだったという程度の良い３３０ＭＳｐｏｒｔｓがあって、これに心惹かれたことも告白しておこう。だが、そこを敢えて外して、ＢＭＷ３シリーズ（Ｅ４６）の末弟であるＢＭＷ３１６ｔｉ（通称コンパクト）を購入してみた。私の住んでいる田舎においてさえ旧３シリーズ（Ｅ４６）は沢山走っているのだが、ＢＭＷ３１６ｔｉだけは、見たことも、聞いたことがない。そこが、ユニークであり、好みでもある（予算面の都合という現実もアリますが・・・（笑））。 ＢＭＷ３１６ｔｉは、フロントマスクに特徴がある。キドニーグリルを挟んで左右に２づつ配列された小さな４灯ヘッドライトである。好き嫌いのあるデザインだと思われるが、「ＢＭＷなのに、なんとなく間が抜けている！」ともいえるこの顔が我が家には好ましい。つまり、ツリ目が凛々しい３３０ＭＳｐｏｒｔｓや、パッチリとした切れ長の目の新しい１シリースや３シリーズでは、運転者である私と比較して、車の顔が端正すぎて・・・・ということである（笑）。また、クロムメッキが各所に装飾された自動車では、運転者である私と比較して、ちょっと立派過ぎて・・・ということである（笑）。 なお、サイドモールやドアノブが車体と同色の白である点は拘って探してみた（国産車では標準的にサイドモールやドアノブは同色なのですが、輸入車は黒が多いのです.。３１６ｔｉで同色モールは、おそらく、相当にレアものです）。そして、目が小さい分、ヘッドライトをＨＩＤに交換してみた。 ３１６ｔｉは直列４気筒ＤＯＨＣ１８００ｃｃのＦＲ車。小さな排気量だけれども、３０００回転くらいになると、ヒューンと高い音を出しながら加速していく。小気味よく走り、爽快感がある。とにかく軽い印象であり、アクセルを踏むとそれほど高速でなくても背中を押されるように動き出すのは、前後の重量配分が５０：５０というＢＭＷのこだわりのなせる業なのか。ステップトロニック５速ＡＴを操作しながらの運転は、もう、楽しくてしょうがない。高速道路では、スピードを出さないようにする苦労が必要だ。 　また、３１６ｔｉは取り回しやすい。運転席に座ってみた感覚では１シリーズよりも広く、３シリーズセダンと同じ大きさで居住性に遜色ないと思われるのだが、運転時の車両感覚が小さい。データでも車体（４２６５ｘ１７５０ｘ１４３０）は、全長以外はワゴン（Ｓ２０３）とそれほど変わらないと思われるのに、一回り小さな車を運転しているような感覚だ。 　そして、安全面では、ＤＳＣ（ダイナミック・スタビリティ・コントロール・システム）を搭載しており心強い。Ａ−ＣｌａｓｓがＥＳＰ（エレクトリック・スタビリティ・プログラム）を搭載していたのと同様に、エントリモデルでも安全性に抜かりがない独国メーカーの姿勢が好ましい。３シリーズの廉価版と揶揄されることもある３１６ｔｉだが、これほどコストパフォーマンスの良い選択もないのではないか。Ｏｖｅｒ４０のちょうど今頃に、肩肘張らないで乗るのに最適な通勤車ではないか。 　 　この車は、私が２年間乗り、その後に妻が乗る予定である。そして、２年後には、妻が現在乗っているワゴン（Ｓ２０３）を私が乗るという計画である。そうすれば、一人１台が必須の田舎の車ライフを２倍楽しめるからである。しかし、妻は、もう乗りたいみたい。きっと来年には乗っているハズだ。そのくらい、運転し易く、取り回しが良い。そして、綺麗。なかなか良いチョイスであった。 (2009/12)
		このサイトからも問合せのメールを入れてみたりしましたよ。どこも丁寧な対応でした。